ウェディングドレスは生地によって印象がガラっと変わり、同じようなデザインでもそれぞれに適したシチュエーションがあります。
『ドレスライン』はドレスのシルエットを決める要素でしたが、今回はウェディングドレスの表情を決める『生地・素材』が持つ印象についてお話します♪
①シルク

シルク(絹)は蚕(カイコ)の繭から作られる張りのある上質な質感とオフホワイトの独特な光沢があります♪
軽い・柔らかい・丈夫といった特性があり、ドレス素材として最もよく使われます
高級シルクとして有名な『ミカドシルク』は、女性であれば誰もがあこがれる贅沢な生地で、他の生地では出せないゴージャス感が魅力となっています
②サテン

サテンはシルク(絹)やナイロン、ポリウレタン、アセテート、ポリエステル、綿糸などで作った朱子織(しゅすおり)の生地♪
綺麗な光沢となめらかな手触りが特徴で、コートの裏地、スカート、スカーフによく使われる素材です♡
シルクサテンは高級品としてドレスに使われることが多いです
③チュール

チュールは六角形の網目を織り出すメッシュ状の生地♪
①柔らかく柔軟性があるが型崩れしやすい『ソフトチュール』と、②張りがあり格調高い印象を与える『ハードチュール』があります
バレリーナのチュチュをイメージするとわかりやすいです。花嫁のヴェールにもよく使われています♡
見た目がふわふわして可愛いので花嫁人気が非常に高いです
④オーガンジー

オーガンジーは上品な透け感と程良い張り感を持ち合わせ、固い風合いと光沢が特徴の生地♪
一見チュールと見間違えそうになりますが、オーガンジーは縦横1本ずつ交互に組み合わせた平織の薄地なのでチュールのような網目はなく半透明で繊細なのが大きな特徴です♡
シルクオーガンジーは分厚い生地でしっとりとして滑らかになるので大聖堂挙式に、グラスオーガンジーは透け感がUPし、自然光で上品に輝くのでガーデンウェディングにおすすめです!
⑤シャンタン

シャンタンは縦が普通の絹糸、横が絹の玉糸で織られた生地♪
シャンタン生地のドレスを見た花嫁様に「このドレス傷ついてませんか?」と聞かれることがありますが、こういうものなので安心してください(笑)
節がランダムに現れるので、適度なムラ感が表情豊かなドレスに仕上げてくれます♡
⑥タフタ

タフタは昔から高級婦人服などで使われていて、パリッとした張り感と光沢感が特徴の素材です♪
サテンよりもタフタの方が光沢は少なめですが、軽やかさがあり生地に動きを付けやすいです!
陰影が付きやすいので、ふんわりとしたプリンセスラインのドレスによく似合います♡
⑦ジョーゼット・クレープ

ジョーゼットは薄く透け感があり、細かい縮緬(ちりめん)ジワが特徴の生地♪
とろーんとした柔らかい触り心地とフェミニンな雰囲気を出すことができます♡
程よい重みがあり、エンパイアラインのドレスに使用される事が多いです
⑧ベロア

ベロアは手ざわりの柔らかい、高級絨毯のような生地♡
コートなどにも使われる生地なので保温性が高く、秋冬シーズンに人気のドレス生地です♪
ベルベットよりも毛羽が長く少し厚みがあります。
⑨シフォン

シフォンは透き通るような薄さが特徴の生地♪
質感はオーガンジーよりも柔らかく、シルクを使ったシルクシフォンがドレス素材として有名♡
シルクシフォンってなんだかおいしそうな名前ですよね(笑)
⑩ジャガード

ジャガードは刺繍のような模様が織り込まれた立体的な生地♪
横に広いうねりがあって、模様が浮き上がった様な仕上がりになので、シンプルな一枚布のドレスによく使用されます
スタイリッシュさを求める花嫁にとても人気の素材です♡
まとめ
いかがでしたか?
全てを覚えるのは大変だと思うので、『シルクを使ったドレス=大聖堂に合う』くらいは頭に入れておいて、あとは試着時に実際にドレスを見て触れて判断するのがベストです!
ドレスの表情が変われば花嫁の表情も変わるので、式場の雰囲気と合わせて素敵なウェディングドレス選びの参考にしてください♡
